日ごろの様子を観察しよう
トイプードルは丈夫な犬種といわれています。犬種特
有の病気という面でも、ほかの犬 種と比べ、それほど
多くはありませんが、愛犬が病気でつらい思いをしない
ように、日ご ろからよく健康状態を観察しておく必要が
あります。そしてなにか異常のサインを発した ら、それ
を見逃さないように常に注意することが大切です。
異常とは、熱がある、せきが出るなどのほかに、食欲
がない、水を多量に飲む、鳴き声 が弱いなど、ふだん
と様子が違う場合も含みます。
異常を発見したらできるだけ早く動物病院へ連れて行
きましょう。様子をみているうち に症状が悪化させてしま
うと、愛犬がつらい思いをするだけではなく、治療が長引
き経済 的負担も大きくなります。そうならないためにも、
常に早期発見、早期治療を心掛けまし ょう。そして予防
できる病気は、予防接種を受けるなどして、未然に防い
であげることが 大切です。
健康状態のチェックポイント
目
目やに、涙目、充血、目をかくなどに注意。ゴミやホ
コリの侵入や結膜炎、角膜炎などの 疑いが。老犬で
目が白く濁っている場合は、白内障の疑いも。
鼻
乾いていたら熱がある証拠。鼻汁が出るようなら、鼻
炎やジステンパーなどの疑いが。
口
よだれを垂らしていたり、強い口臭を感じたら、口内
炎、歯肉炎、内臓疾患などの疑いが。
耳
ひんぱんに耳をかく、耳だれ、悪臭があるときは注意。
耳垢が黒いときは耳ダニの疑いが。 しきりに頭を振っ
たり、頭を傾けて歩くのも異常のサイン。垂れ耳のトイ
プードルは、特 に注意。
食欲
食欲の増減は、体の危険信号。内臓疾患の疑いが
あるので、早めに病院へ。水を多量に飲 むときも要
注意。
歩き方
足を引きずる、足を持ち上げるように歩くなどは、つ
めの伸びすぎや足の裏の傷、脱臼、 骨折などが原
因。足に力が入らないようなときは至急病院へ。
被毛、体
被毛のパサつきや脱毛のほか、かゆみ、頻繁に
体をなめる、湿疹やかぶれ、体重の増減、 だるそ
うなしぐさ、うずくまっていないかなど、全身の状態
を観察する。
便、尿、肛門
軟便、下痢、便秘に注意。下痢のときは、便の色
や回数をチェック、尿はでにくくないか 血尿は出て
いないかなども見る。おしりを床にこすりつける場
合は、肛門嚢炎や条虫症の疑いがあります。
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