少年期(90日~6ヶ月)体重1.8kg~3kg
体の大きさもほぼ決まってくる頃で、犬の一生のなか
で、心身ともに最も成長する時期です。
生後90日を過ぎた犬は、それから30日以内に畜犬
登録が必要です。その際、狂犬病予防注射の「注射
済証明書」が必要なので、生後90日を過ぎたらなる
べく早く予防注射を受けましょう。
しつけを開始しよう
トイレや食事以外のしつけを開始する時期です。愛犬
が人間社会に溶け込めて幸せに暮らせるようになる
ためにも、飼い主は、頼もしいリーダーシップを発揮し、
愛犬との信頼関係を築いていきましょう。
感染症の予防接種
狂犬病と違い任意になりますが、死に至ることもある
恐ろしい感染症を防ぐために、ぜひ受けてください。
(複数の感染症を1度に予防する5種、7種等の混合
ワクチン)生後50日を過ぎると、母親から受け継いだ
免疫抗体は徐々になくなり、病気に対する抵抗力が
なくなります。しかし、この時期に個体差がありワク
チン接種時期を難しくしています。母親からの免疫
が残っているときにワクチンを接種しても定着しま
せん。そのため、生後50日を過ぎた頃に第一回目
の接種をし、その3週間~4週間後に2回目の接種
をします。動物病院によっては、3回に分けてプロ
グラムする場合もあります。以後、毎年1回接種し
ます。一年目の予防接種のプログラムが終了する
までは、散歩等、外に出すことは避けましょう。
食事
食欲は旺盛です。この時期に丈夫な体をつくってお
くと、生涯病気に掛かりにくい体質になるといわれ
ています。ただし、太りやすい犬種なので、食事の
質と量には注意が必要です。朝、昼、夕方の3回に
分けて与えます。栄養バランスを考えると、ドライタ
イプのドッグフードが良いと思いますが、缶詰のもの
などを混ぜて、変化を付けて与えてみるのもいいで
しょう。
運動
生後4ヶ月頃、予防接種プログラムが終了したら、
散歩もOKです。飼い主の横について歩く「リーダ
ーウォーク」や、「スワレ」「マテ」なども教えていき
ます。散歩の時間は15~20分ぐらいがいいでし
ょう。
歯の生え替わり
生後3ヶ月頃から乳歯が抜け、永久歯が生え始め
ます。乳歯は自然に抜けるものですが抜けずに永
久歯が並んで生えてしまうと、歯並びが悪くなって
不正咬合の原因になったり歯石がたまって歯周炎
の原因になります。乳歯は早めに抜いてあげまし
ょう。この時期は、むずがゆさと好奇心から何でも
かじります。ソファーやスリッパそのほか何でもか
じるので、「ダメ!」といって叱り、かじっても良い
おもちゃを与え、かじってもよいもの、悪いものを
教えます。かじられては困るものはしまっておき
ましょう。
手入れ
被毛も生え揃ってくる頃です。毎日ブラッシングを
してやりましょう。嫌がるようでもしつけの一環とし
て、根気強く慣らしていきましょう。また、汚れてし
まったら、暖かい日にシャンプーをしてあげます。
洗ったあとは、タオルで水気をふき取り、ドライヤ
ーでよく乾かし、ブラシで整えます。
耳、歯、爪の手入れも忘れずに行いましょう。垂れ
耳のトイプードルは、耳の中が蒸れやすく外耳炎
になりやすいので、特に注意が必要です。汚れて
いたら耳掃除をしましょう。
食事の注意
ここで犬に与えてはいけない食品について紹介し
ておきます。
ネギ類(ネギ、玉ネギ、ニラ等)
赤血球を溶かす毒性により、中毒を起こす。下痢、
血尿、嘔吐などの症状が出るので特に注意が必
要です。
魚介類(エビ、カニ、タコ、イカ、貝など)
消化不良や嘔吐の原因になる。
刺激物(ワサビ、カラシ、唐辛子、コショウ、カレ
ーなど)
胃を刺激し、内臓に負担をかける。
硬い骨(魚、鳥の骨など)
噛み砕くと先がとがるので、口内や食堂に刺さっ
たり、傷つける。
加工品(ハム、ベーコン、ソーセージ、かまぼこ
など)
塩分の取り過ぎになる
甘い菓子(チョコレート、ケーキ、キャンディー
など)
肥満や歯槽膿漏の原因になる。
その他(シイタケ、タケノコ、ピーナッツ、こん
にゃく、煎餅等)
消化不良、塩分取り過ぎの原因になる。
飲み物
水や犬用ミルク以外の飲み物。
食卓の食べ物人間の食べ物を与えることは、しつ
けの面でも、犬の健康のためにも良くありません。
0 件のコメント:
コメントを投稿