2008年5月6日火曜日

青年期と成犬

青年期(6ヶ月~1年6ヶ月)から成犬
(1年6ヶ月~8年)
1歳を迎えたトイプードルは、体は成犬並みですが、
まだ成犬になりっきていないので、十分な栄養が
必要です。また、この時期に大切なの運動です。
体格向上や精神の安定を図るため、適度な運動
をさせましょう。ただし、体は発達の途中ですから、
過激な運動は骨折や脱臼、股関節疾患の原因に
なるので注意が必要です。1年6ヶ月を過ぎれば、
立派な成犬です。もう子犬扱いはしないで甘やか
さず、運動やしつけをきびしく行うように心掛けま
しょう。

   メスの発情が始まる
生後8ヶ月~10ヶ月で初めての発情期を迎えます。
発情期に入ると外陰部から出血します。出血の量
は個体差があり、まれに無出血の犬もいます。出
血が気になるなら、犬用パンツをはかせるといい
でしょう。妊娠可能ですが、最初の発情は交配を
避けましょう。一方、オスは特定の発情期はあり
ませんが、成犬になればいつでも繁殖可能です。
また、足を上げてオシッコ(マーキング)をするよう
になり、メスのお尻の匂いをしつこく嗅いだり、他
のオスと争いを起こすこともあります。

肥満に注意
6ヶ月~8ヶ月ごろまでは、体格形成の大事な時
期。食事の回数は6ヶ月を過ぎたら1日2回~3
回、8ヶ月を過ぎたら朝夕の2回にして腹八分目
が基本です。食が進まないときは、犬用ミルクや
水をかけて食べやすくするといいでしょう。新鮮
な水はいつでも飲めるようにしておきます。
成犬になれば、食事は1日一回でも大丈夫。栄
養バランスの良い小型犬用のドッグフードを与え
ます。気を付けなければいけないのが肥満です。
トイプードルは肥満になりやすい犬種なので特に
注意しましょう。肥満は様々な病気の原因になっ
たり、何よりおしゃれな、トリミングも台無しになり
ます。食事管理は飼い主がしっかり管理します。
また噛んで遊べるおもちゃや犬用ガムは、歯や
あごの発達、歯石予防にも効果があるので、時
々与えましょう。

成犬の病気
トイプードルのかかりやすい病気には、椎間板ヘ
ルニア、外耳炎があります。甲状腺機能低下症、
尿路結石、糖尿病、フィラリア症、肛門嚢炎など
にも気をつけよう。毎日のブラッシングや、シャン
プー、耳や足の手入れなど、常にからだを清潔に
保つことが、病気予防の基本です。

運動
トイプードルは屋外での運動が大好きです。散歩
だけではなく、ときには思う存分遊ばせてあげま
しょう。広い場所でボール遊びなどを取り入れて
遊んであげます。ただし、夏の暑い時の運動や
散歩は、熱中症になる危険があるので避けまし
ょう。

手入れ
抜け毛が少ないトイプードルですが、手入れをお
こたると、毛が絡まり、うっかりすると毛玉の塊に
なってしまいます。毎日のブラッシングは欠かさ
ず行いましょう。さらに、美しく優雅な、あるいは
かわいらしい姿を維持するためには、月一回の
トリミングが必要です。そのときにプロによる全
身の手入れをしてもらいましょう。シャンプーはひ
どく汚れたり、においが出てきたら行います。夏
場は月に1回が目安です。

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