食事の与え方
食事は犬に、待つこと、がまんすること、礼儀正し
くすることを教える絶好のチャンスです。食事のしつ
けをきちんとしないと、犬は際限なく食べ物をねだる
ようになります。特に、家族が食事中に一口だけと
与えるのは厳禁です。一度もらい癖つくと、もらえる
までしつこくまとわりついたり、お皿から勝手に取っ
て食べたりするようになります。
犬の社会では、リーダーが先に食べ、リーダーの
許可があって下位の者が食べられます。ですから、
まず飼い主が先に食事をするのを見せておき、その
後、犬に与えるようにすると服従心が高まります。
そして、食事を与える前に「スワレ」「マテ」「ヨシ」
のしつけを行い、飼い主の許可を得てから食べさせ
る習慣をつけましょう。犬は待つことを覚えるととも
に、主従関係を徹底させるのにとても役立ちます。
食事中は食べることに専念させましょう。気をそら
したり、何かを命じたりしないようにしましょう。また、
いつも決まった時間に与えると、いぬは催促するよ
うになります。催促されてから与えると犬に権性欲
がでますから、少し時間をずらしたり、待たせるなど、
飼い主が主導権をとることが大切。そして、欲しが
るままにおかわりを与えたり、おやつを与えたりしな
いこと。犬の食事の管理は飼い主がしっかり行いま
す。
食事のルール
・ 専用の食器で与える
犬専用に食事用と水飲み用の食器を用意する。
・ 遊び食いをさせない
食べている途中に遊んだり、どこかへ行ったりす
る場合は、食器を片づける。決められた時間内に
食べ終えることを教える。
・ 適量を与える
成長の過程に応じて適切な量があるのでドッグ
フードのパッケージに記載されている量を目安に
与える。
・ 偏食させない
与えたものを食べないからと、べつのえさを与え
たり、一口だけならいいかと人間の食べ物を与え
てはいけない。
食事のしつけ
「スワレ」「マテ」「ヨシ」で与える
① 食事を持って犬の前に立ち「スワレ」を命じる。
② 犬が座ったら、食事を犬の前に置く。
③ 「マテ」を命じてしばらくがまんさせる。できない
場合は、食器を取り上げて① からやり直す。
④ 待つことができたら「ヨシ」と言って食べるのを
許可する。
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